本当にあった不思議なお話

あなたはこの話を信じてくれますか?




世の中には人をびっくりさせようとか、 人をおもしろがらせようとか、いろいろな理由で でっちあげたお話をする人も多いのですが、 ここで紹介する話はすべて本当にあった不思議な話なのです。
、、、とはいっても、夫や夫の姉の話は彼らが語った内容を記すだけであって、 それが本当のことか嘘なのかは私にはわからないのですが、夫と夫の姉を信じているので ここに”本当にあった”お話として載せたいと思います。
ただし、私が体験した話については私は誓って本当に起こったことと断言します。

夫の二人の姉のうち、小さい方(楽器をひいたり、絵をかいたりする方)の姉は幼い時から夢で未来を予言することがあったようです。学校の試験の内容を夢にみることはたびたびあり 1度などは試験を受けるまえから問題がすべてはっきりわかっていたこともあったそうです。

それから(これも幼い時の話しですが)、家族でイランの北の方に旅行にいったとき、ある場所で突然夫の姉が”この場所しってる!”と叫びました。もっと不思議なことに、Mehdi(夫)も姉とまったく同じ夢をみていて、”あの家には牛がいるんだよ!”といい、姉が”そうそう、そんでね、家のうらにはこのくらいの池があるんだよ!”といい。二人とも駆け出してみてみるとそのとおり池があったそうです。
また一人が”池のここのあたりにはこのくらいの大きさの蛙がいるんだ”というともう一人も”今、同じこと言おうとおもってたんだよ”と言い、そこへいってみたら本当に蛙がいたそうです。二人で自分がみた夢の内容を語りあったら、二人とも全く同じ夢をみていたのがわかったそうです。

この夫の姉は成人してもあいかわらず時々変な夢をみるようで、つい1〜2年前もある晩に息子の学校の先生らしい人物の夢をみました。次の日にすぐ息子に
”このくらいの背格好でひげはこんなで顔はこんなような人が先生の中にいないか?”
と尋ねました。息子は
”ああいるよ。。。。先生だよ。”
といいました。夫の姉はその人を実際に見たことがなかったそうですが、はっきり特徴を覚えていたので息子はすぐにその先生のことだとわかったそうです。そして夫の姉は
”その先生は腕をひどく怪我して包帯をまいていないか?”
と尋ねました。しかし息子は”いいや”と答えてそのあと、母親から実は、その先生が腕に包帯をまいている夢を見たときかされたそうです。

そのあとしばらくして(どのくらい経ったあとかはっきりきかなかったので)息子は学校で腕に包帯をグルグル巻にしているその先生(交通事故で怪我をしていました。)にバッタリあったそうです。息子はしばらく口がきけないほどびっくりしたそうです。

次は私達(夫婦)の不思議なおはなしです。つきあいはじめて、2年目くらいで、お互いに結婚したかったのですが、自分の両親のことなどいろいろと考えて、やっぱり結婚は無理なのではないか?と悩んでいた時期におこったことです。

喧嘩の内容は覚えていないのですが、電話で話している最中にささいなことでもめて、気の短い私は、
”どうせ、結婚できず、ただの友達でしかありえないなら、もうこれをきっかけに交際をやめたほうがいいんだ!”
とすぐさま思い込んでしまったのです。Mehdiが話している途中で勝手に電話を切り、
”もう絶対に電話がかかってきてもでない!”
と決意しました。優しく、心配性のMehdiはそのあとなん10回と電話をかけ続けましたが 私はまったく電話にでず、そのうちにうるさく感じて受話器はずしのままにして電話がかけられない状態にしました。

そうして時間が過ぎていきました。すると、なんと私の部屋の窓(2階にすんでいた。)の下方から
”H、H、Hちゃん、、、、、、”
と私の名前を呼ぶ声が聞こえるではないですか!私は一人暮しでしたので、男性が家の近くまできて、かなり大きな声で私の名前を呼んでいる、、、というのは恥ずかしい、迷惑なことだと思いました。それから、私に許可なく私の家の近くまで来ていたという事実も非常に不愉快に感じ、怒りが爆発しました。

一言文句を言ってやろうと、受話器をもとにもどしてしばらくすると、Mehdiがまた電話をかけてきました。私の家の下はセブンイレブンだったのでおそらくそこにいて、かけているんだう、、、と思いました。今度はすぐさま受話器をひっつかみました。
”今、どこにいるのっ!”
”家(橋本)にいるよ。”
私はなんて、嫌な奴なんだ嘘をついて!!、、と思いました。そしてもう1度
”本当にどこにいるのよっ!”
”家にいるよ。。。”
私はここで冷静に事を運ぼうと
”ちょっと電話つなげっぱなしのままだけどこのまま待っていてもらえない?”
と彼に頼みました。そして、すぐさま、下へ降りて行き、セブンイレブンの電話のあたりと 近所の商店街をしばらくウロウロと彼の姿がないかさがしました。。。。。でもいないのです。

家にもどって彼と電話で、窓の下から私を呼ぶ声がはっきりきこえたと言いました。しかし彼は 自分は今、橋本の自宅にいる、、というのです。それでもまだ、自分の耳を疑うことのできない私は 彼にいったん電話を切ってもらい自分で彼の自宅の電話番号にかけました。
彼は自宅にいたのです。

その後は自分が怒っていたことも悩んでいたこともいっぺんに頭からぬけていきました。Mehdiは 私に電話ができない間中、ものすごく哀しくて私の名前を何度も何度もよんでいたそうです。

この訳のわからない不思議なことが起こったおかげで以来、いろいろな問題や不安はありましたが、結婚しないで別れる、、、、という考えは二人の頭から一掃されたのでした。

一緒に生活するようになってわかりましたが、夫も時々不思議な夢をみます。彼の母方の伯母は癌で、医者から長くて2〜3か月の命だと家族はきかされていました。結局、3ヵ月以上生きられたのですが、家族のものはいつ亡くなるのか心配でした。
医者から宣告をうけて2ヵ月くらししたころ、夫は伯母が亡くなった日の夢をみてそれは水曜日だと思うと私や彼の両親、甥、姪などにいっていました。はたして、伯母は水曜日になくなったのです。

また、こんなこともありました。
めったに風邪をひかない彼のおとうさんが風邪をひきました。心配なので、念のためにお医者さんにつれていったのです。医者は風邪だといって、薬を処方し、私達は帰りました。
自宅につき、舅と姑が車からおりましたが、私達は久しぶりにドライブでも、、、とそのまま車ででかけました。

私たちは、近所で評判のおいしいアイスクリーム屋のアイスをたべながら、話しをしていました。そして、Mehdiが、
”お父さん、風邪ひいたけど、風邪でよかったなあ。”
というのです。私が”なんで?”ときくと、
”あのねえ、昨日の昼間、Mehdi昼寝したでしょう。そのときに嫌な夢をみたんだ。お父さんが、すごく苦しそうにしていて、そのうちに目には涙をためて、神様ごめんなさい。許してください。私はもう死ぬかもしれません。。。。って言っている夢をみたんだ。”
というのです。
”でもきっとその夢は今日の病気のことだったんだよ。お医者さんも、風邪って言っていたし、 風邪ですんでよかったね。”
というふうに、二人は納得して家路にむかったのです。

自宅に戻ってみると1番下の妹とその次に小さい妹がワンワン泣いているではないですか!
びっくりしました。隣から(最初に紹介した方の)夫の姉も来ていて、私達にお父さんの様子があぶない、、、、というし、もう二人とも慌ててお父さんのところへ行きました。

結局、救急車にきてもらい、手当をして落ち着いたので、たいしたことはなかったのです。
しかし、驚いたのは、私達が出かけたあと、お父さんは具合が悪くなり突然ガタガタとふるえて、コップも持てなくなり、薬を飲むこともできず、うずくまって涙を流していた、、、というのです。(姑と夫の姉の談)

まさに夫が見た夢のとうりの状況が現実におこったとようでした。
夢の話を聞かされたばかりのところだったので、私はもうおそろしくて、口がきけませんでした。、、、

ここ、1年間のあいだの夢のことについてかくと、、、、。コンピューターを購入して、3ヵ月後くらいに、タブレット(コンピューターで絵をかくときに便利なペン)を私はどうしてもほしくなったのです。たまたま、池袋に行く用事ができてでかけたときにみかけたら、ムショウにほしくなりました。高価なものでしたが、Mehdiに何もいわずに買ってしまったのです。
さて、思いきって買ってしまったものの、家についてどうしたものか考え、明日コンピューターにインストールしてペンが使えるようになり、絵を1枚上手に仕上げてから、おどろかしてそのついでに打ち明けよう、、、と決めました。ところが、、、、、、。

その次の朝、Mehdiが突然、私にむかって
”ねえねえ。Mehdi夢みたの。H(マリヤム)がね、Y(双子の姉)と一緒にでかけてグレーの色をした万年筆を買ってきたんだよ。”
と言い出すではありませんか!私は本当に驚きました。といいますのも、私が使っているコンピューターは姉のYが使っていたものを安く売ってもらったものなんです。
Yが夢にでてきている、、ということはペンがコンピューターに関係しているものであることを暗示しているんではないかとおもったからです。しかも私が買ったそのペンの色はグレーなんです。

このことでわたしは”夫に秘密を作ってもすぐにバレてしまうんだ、、、”ということを学ばせていただきました。

ある日Mehdiはイランで生活しててもそれほどおつきあいのない(年に1回あうかあわないか)親戚の家の夢を見ました。
彼と彼のお父さんが車にのってその親戚の家にいくのですが、その家の前から中くらいの川が流れている夢だったそうです。(川などその家の前にはないそうです。) あんまり珍しい人たちに関係する夢をみたので印象にのこったそうです。

それから1週間くらいして、イランの家族から電話があったときに珍しい夢をみたが、、、とその親戚がどうしているか尋ねました。
そうしたら5日くらい前にそこのお婆さんが亡くなったと聞かされました。

またまた、ある晩のこと、私達は眠っていました。そこへ、電話がなり出てみると、イランの家族からでした。挨拶をしたあと、Mehdiが、
”今、寝ていたんだけど、夢をみてね、それがねえ、お父さんの車を運転していたら、急にブレーキがきかなくなる夢だったんだよ。”
といったら、お父さんも、お母さんもびっくりして、笑って、
今日、街にでかけている途中でブレーキが壊れたけれど、すぐに修理にだして、直したんだ。”
とのことでした。

1ヵ月半程前のおはなしです。夫がクレーンの免許を取ることになったのです。教習所に通い、実技の試験は合格したものの、その他に学科があり、それは試験場で受験し、合格しないといけないのです。
マークシート方式とはいうものの、科目がいくつかあり、試験問題は漢字(専門用語が沢山でてくる)が山程入っている、日本語でかかれているのです。
ひらがながふってあれば、それを読み、(普段仕事でつかっている言葉なので、)理解することができてずいぶん楽になるのです。ですから、教習所の方が夫のために試験場に問い合わせおねがいしてくれたのですが、公の試験のため、外国人だからといって特別扱いはできないという答えだったそうです。

がっかりしましたが、そのあとの夫の頑張りはすごかったですよ。仕事から帰ってきてクタクタでも訳のわからない、、、と思われる漢字を本当によく覚えました。
7月の終わりにはイランへ里帰りする予定でしたので、できれば合格してすっきりした気持で旅行に行きたいと思いました。もしも、試験にうからなければ2回目の試験にむけて、イランにテキストを持っていきむこうで勉強しなければいけません。そのことを考えると気が重くなりました。
かと言って、向こうで勉強しなければせっかく覚えた漢字は忘れてしまいます。旅行から帰って、すぐにある試験に合格できるわけがありません。

しかし、正直な気持ち、日本人でも1回で合格するのは難しい試験に合格できるわけないかー。。。という思いもありました。

試験日当日、夫は
”ちゃんと、神様にMehdiが受かりますように、試験が簡単でありますように、、、て祈ってね”
といいのこして出かけていきました。

夫が試験を受けていた時間、私は夫にいわれたとうりペルシャ語で一生懸命お祈りしました。 2時からはじめて、2時半まで頑張ろう!と思いました。
”夫は大変良い人です。私が誤ってトイレ(イラン)の便器の中、奥深くに結婚指輪を落とした時、姑と私は神様にお祈りし、夫は腕全体を汚物につけて顔をトイレの床につけてさがしてくれ、おかげさまで奇蹟的にみつけることができました。こんなにすばらしい夫ですから、どうか試験に受かりますように、試験が簡単でありますように、、、、、”
、、、と。でも、2時20分頃どうにもこうにも眠くなってしまいそのまま眠ってしまいました。

試験から帰ってきた夫の反応は、受かっているかもしれないし、ダメかもしれない、ということでした。

試験の結果は約1週間後にでるとのことでした。試験を受けて5日後くらいに私は、
”Mehdiちゃん、もしも試験にうかるんなら、きっと近いうちにそれらしき夢をみるんではない?”
と言っていました。

試験をうけた1週間後の夜のこと、夫は仕事の疲れから珍しく私よりもはやく床に入りねむっていました。
私はソウーット夫をおこさないように真っ暗な寝室に入っていきました。横になって、夫の様子をみたとき、、、、、。
テレビの上に高さ20〜30センチくらいの花瓶に似た形のものがキラキラ、キラキラ燃えるように光っているのです。銀色と青と緑のメタリックの炎が輝いているのです。なんだろう?きれいだなあーと思っているうちに5秒くらいで、後ろのカーテンにすいこまれるように消えていきました。 不思議だなあーとおもいましたが。まったく怖くありませんでした。

私は夫が寝ているのもわすれて、
”ねえねえ、私がこんなこと言っても信じてくれる?私、眠ってなかったんだよ。本当にみたの。夢じゃないんだよ。”
と言って今みたことを夫に話しました。夫は
”うん。信じるよ。きっとねえ、神様がMehdiを助けに来てくれたんだ。それからねえ、その光をMehdiも見たことあるよ。17歳くらいのときマシャハド(イスラムの聖地)でみたんだ。”
といいました。

その次の日の朝、夫を心配してくれた、教習所の方からわざわざお電話があり、夫が合格したことを聞かされました。
晴れて合格、気分すっきりで、イランに里帰りしたときに、このことを家族に話しました。そうしたら、Mehdiの両親が口をそろえて
”Mehdiも前に1度同じようなものをみているんだよ!”
というのにはびっくりしました。私は夫が私の見たものを信じているよって示す為に、同じような光りを見たと言ってくれたんではないか?、、、くらいにしか夫の話しをきいていなかったのです。

でも、夫も見ていたのです。夫の家族も知っているその話しというのは、
マシャハドという聖地にあるイマームのお墓があるモスクの近くにいったとき、突然その光りは現れて、スウーッとモスクのほうへ飛んでいって夫がそばにいる人に声をかけてしらせようとしたときに、モスクの屋根のちょうど中心にむかって光りが落ちて消えていったそうです。
光りの色彩まで青のような、緑の様な色でキラキラしていて私の見たものと似ていたそうです。

ずいぶんといろいろと書きちらしましたが、これは本当のお話なんですよ。

信じてくれますか?

”花嫁と花婿”